住宅の全面リフォーム 現地調査を知っておこう
一戸建て住宅の全面リフォームなど、大規模にリフォームを考える時に
まず最初に現地の調査をしてもらう事になります。
現地調査というのは、どんなことをするのでしょうか。
リフォーム会社によてって細かな内容は違いますが、主な内容を記しておきます。
建物調査
床下の基礎の状態や地盤の状態、配管や湿気などの床下調査
屋根の仕上げ材の劣化度合い、下地の状態、樋の状態などの屋根調査
天井裏などから骨組みの調査
間取りの採寸や水平垂直の傾き、傷み具合、
水回りの配管や電気関係の分電盤、ガスメーター
各場所の仕上げ材の種類や状態、
既存エアコンの年式や家具や冷蔵庫、テレビ、洗濯機、仏壇などの寸法
などなど、写真を何枚も撮って今の建物を調査します。
敷地調査
周辺の道路や近隣関係、境界、会所や外構の状態など現状と
その場所の用途地域や防火地区、地域の条例などの法律関係、
など立地に関する調査もします。
書類関係の有無
図面の有無はもちろん、建築確認申請や検査済証、謄本、公図、地積測量図など
書類関係があるかどうかも必要です。
もちろん、お住まいの方の生活状況や不満、不安などからの要望、
またはリフォームを考えるに至ったキッカケや経緯など
施主に関するヒアリングも行います。
（これは、大変重要なので別の日に時間を掛けて設定する方がいいと思います）
その他にも、場合によってはありますが、大体これくらいのことは
大規模なリフォームの実績がある会社であれば、大抵行う事だと思います。
最後にこういう調査をもとに耐震診断を行い、現在の状況と計画後の安全性を
確認することになります。
つまり、現地調査はその後の計画や工事にも大変重要になりますので
この現地調査を疎かにしていそうな会社は要注意といえるでしょう。
安心して、納得のいく、感動出来るリフォームを成功させたいものです。
