全面リフォームともなると、部分的なリフォームと違って、リフォーム業者の質にこだわらなければなりません。
それは、金額的に大きくなることだけでなく、打合せしなければならない事項も比較にならないほど多くなり、
業者による能力や施工品質に大きな差が出ることが考えられるからです。

例えば、トイレの交換をイメージしてみてください。
決めなければならないことは、便器と内装の仕上げ材の種類や色、
せいぜい取り替える照明器具やドアをどうするか、という程度でしょう。
もちろん既存の位置のまま取り替えるとなれば、専門的に配管位置がどうか、
などチェックするところはあるのですが、
施主との打合せという意味合いでは、それほど難しい内容ではないはずです。

では、それが水まわり全体になってきたらどうでしょう？
もちろん、すべて同じ位置・同じ形状ということであれば、
単純に先ほどのトイレよりも規模が大きくなるというだけでしょう。
ところが、年数を経た家のリフォームの場合、
その多くは「使い勝手も良くしたい」という希望を持たれているケースが圧倒的に多くなります。
すると、必然的にどのように部屋を配置すれば良いのか、
そのドアの開き勝手や形状（開きドアなのか、引き戸なのかなど）に至るまで、
きちんと打合せして決めていかなければなりません。
いえ、むしろ、そうしないと満足のいくリフォームにはなりづらい、ということなのです。

もちろん、そこにはプロとしての経験を踏まえた提案やアドバイスが欲しいところですし、
こちらの意見を鵜呑みにするだけで、提案する力がなければ、単に綺麗になっただけでは意外と満足感は得られません。
そういう意味では、多少の差はあれ、
「間取りの変更をするかどうか」をひとつの基準として、
単なるリフォーム業者で良いのか、提案力のある大規模リフォームに対応できる業者を選ぶべきなのかを
見極めると良いと思います。
そして、まずは大規模リフォームの実績があり、こちらの想像を超えた提案をしてくれるような、
そんな業者を見つけるところから始めると良いでしょう。

大規模リフォームの実績があるかどうかは、最近では業者のホームページの施工事例などを
くまなく見ていくと、知ることができます。
前述のように、トイレやキッチンなどの単体の取り替えの事例ばかりを載せている業者は、
やはりそういう工事を得意としていますし、
間取りを大きく変えるような実例を多数載せている業者は、やはりそのような大きな工事にも自信があり、
多数の実績をもっていると判断できます。
まずは検討する業者がどのような会社なのか、隅々までホームページを見ることで特長を見きわめていくと良いかと思います。
そして、自分のまだ知らない優良な業者について知りたい、そう思われる場合には、
大規模リフォームの専門家が優良業者をピックアップしてお知らせする、
リフォームコンパスのサイトをご利用いただけたらと思います。
より多くの人に、よい業者と出会ってもらいたい。
私たちはそう考えています。

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