全面リフォーム 費用の比較
全面リフォーム 費用の比較
住宅の全面リフォームを考えた時に、
やはり、一番気になるのは費用だと思います。
そして、問題は「費用の検討をするのに相場が分からない」という事だと思います。
適正な費用か分からない為に、相見積もりをとったり、
サイトなどから情報を得ようとするわけですが、予め費用の相場さえ分かってしまえば、
そんな苦労をせずとも済むのに、とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか？
まず、全面リフォームともなると、いろいろ費用がかかります。
工事金額はもちろん、仮住まい費用や引っ越し費用、照明器具やエアコンや家具
その他税金や場合によっては各種の申請費用や登記費用も必要になることもあります。
その中でも、本体工事費用についてが大きな割合を占めるので、一番重要になるでしょう。
建物本体の工事にかかる費用としては、リフォームの場合、
既存の建物の状態によって大きく影響を受けます。
既存の建物の老朽化の程度や、希望する内容によって費用が大きく変わります。
既存の建物の状態が良く、下地などほとんど再利用できる場合は費用も少なくて済みますし、
逆に状態が悪く、下地からやり替えなければならない場合は、やはり費用も高額となります。
また、既存の建物の状態以外にも、
希望する内容により費用が変わる場合もあります。
例えば、間取りを大きく変えたいとか、耐震性や断熱性を新築レベルまで高めたい、
といったご要望の場合、既存の下地を利用できない場合があり、めくってからやり替える為、
結果として新しい家でも費用がかさむケースがあるわけです。
ある意味、全面的なリフォームにおいては、
新築よりも費用の比較検討が難しくなる可能性がある と言えるでしょう。
建替えだと、坪数や仕様、性能の違いによる費用の比較がし易いのに対して
（予算に応じて会社を選ぶのが難しいのは当然ありますが）、
リフォームは仕様や性能はもちろんの事、
本体工事にどこまで含まれているか？
床等下地をめくってからするのか、あるいは重ね張りか？
等、工事範囲によっても費用が変わる為、画一的な比較が難しいわけです。
最近は相見積をすることで、その金額を比較することが当たり前になっています。
ところが、比較の為に何社か見積もりを依頼したもののリフォーム会社によって
金額が違うということがほとんどなのが現状です。
ではなぜそのようなことが起こるのでしょうか。
やはり一番大きく金額が変わる理由というのは工事の品質が違うことでしょう。
さまざまな品質の確保の仕方で
職人さんの数や材料の量が大きく変わってくるのです。
一度、各業者さんに、各部屋ごとや場所ごとに実際に現地で、
ここはどういう工事になるのかを部分ごとに聞いてみると良いでしょう。
例えばA社さんは、仕様はすこぶる豪勢で、グレードが高い（が下地は再利用が多く、
断熱性や耐震性も向上しない）。
対してB社さんは、間取りもあまり変わらないが、屋根の軽量化や耐震補強など、
見た目の豪勢さは良いとは言えないが、見えないところの安心がある。
結果、A社もB社も見積もり金額は大差ない。
といった具合です。
具体的な細かいことは理解できにくくても、大体どんなことをするのかは
説明をしてもらえばわかるものです。
その説明で、その業者さんはこの金額でどんな工事を
するというのかを推し量れば比較もしやすくなると思います。
または、施工要領書を見せてもらって、その厚みでだいたいの
施工体制や管理体制を感じてみるのもいいと思います。
中身はわからなくても、少なくとも全面リフォームの実績がある業者は
その価格に見合うだけの厚みの要領書を持っているものです。
見積り金額が思ったより安かったから工事をお願いしたけど、
工事途中から契約前と話が全然違うなんて事ならないようにしたいものです。
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