リフォームコンパス

全面リフォーム 会社の選び方

全面リフォームをする時に
品質管理がどうなっているのか、補強技術がしっかりしているか、
ということを出来るだけ把握する必要があります。

なぜなら、
実は、リフォーム産業の世界では、この2つは業者次第になってしまっているからです。

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新築では、必ず建築確認申請というものを、行政に提出することのなるのですが、
リフォームでは、一定規模以上の増築など、建築行為
(詳しくはここでは、ながくなるので省きます。)を行わない限り、
その申請の必要がないので、第三者的な検査が法律上、義務がありません。
確かに、建築学的に品質を確保するために、建築基準法や国土交通省の営繕仕様書
などで決められていることがいろいろありますが、

リフォームの場合は、既に何十年も経っている既存の家が存在するわけですので、
なかなかその決められた教科書通りにいかないことも多いのです。
さらにそもそも、教科書を守るかどうか、もっとそもそも、教科書の内容自体を
知っているかどうか、などが実質的には
業者次第なっていることがほとんどだと思います。

そこで、品質管理がどうなっているかというのは、
材料の質や量
(例えばクロスが科学物質放出程度が、一番の基準をクリアしているか、
塗装の塗料が面積に応じて、使っている量があっているかなど)
下地の間隔や組み方(床の下地の間隔の程度や窓の周りの防水の仕方など)
クギやビスなどの間隔や質(石膏ボードを止めるビスやベニヤを止めるクギなど)
などその他いろいろ品質というものを会社として
後にきちんと責任がとれる状態になっているかを教えたり点検したりして、
管理できる体制ができているかどうかを知る必要があります。

また、補強技術がしっかりしているかというのは、
最近は耐震補強や制震、免震など技術が向上し、
一戸建ての全面的な全面リフォームが増えている理由にもなっていますし、
耐震補強に関しては、行政によっては助成金を用意しているところもあります。
なので、この補強技術がしっかりしていることは
絶対条件に考える人は多いと思います。
ただ、この補強というのはもちろん構造計算が出来ないといけませんし
耐震などは本当の意味での診断と施工が出来ないといけません。

そして、それを現場の状態に合わせてマニュアル化出来ていることが必要になります。
そういったことを把握する必要があるでしょう。
あとは、このような情報を、業者を絞る前に、
どのようにして把握出来るのでしょうか
それは、自分に合いそうなそれぞれの会社に行って、
ずばり「御社の施工要領書を見せてください!」といえばいいと思います。

確かにお客様がそれをみても、良いのかどうかわからないということがほとんどでしょう。
しかし、品質管理や補強技術は本当にたくさんの決め事が、
ノウハウが必要になりますので、施工要領書というのは結構厚くなるんです。

この厚みがポイントなのです。
大体1~2冊あって、2センチくらいになるのが妥当だと思います。
業者側もそこがしっかりしているところは、さすがにコピーはしてくれませんが、
どうぞ見てくださいと自信を持ってだしてくるでしょう。
見せてくれなかったり、薄いと要注意かもしれませんね。

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