リフォームコンパス

大規模リフォーム 住みながらの工事のメリット・デメリット

大規模なリフォームを検討するときに、大きく2つの異なるパターンがあります。
それは、住みながら工事をするかどうか、ということです。
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部分的なリフォームにおいて、あえてそのために仮住まいをして、
その間に工事をする、なんていうことはおそらく考えられないでしょう。
ところが、家全体のリフォーム、リノベーションであったり、
広範囲に工事が及ぶような場合には、このどちらで進めるのか、
よく考えておかなければなりません。

住みながら工事をすることの、一番のメリットは
やはり「引っ越しをしなくてよい」という労力が少なく感じられることでしょう。
また、仮住まいをすることで生じる、
工事の間の仮住まいの家賃、またそれに付随する保証金や仲介手数料などの諸費用
そして引っ越し料金がかからないということは
コストの上でも大きなメリットがあるように思われます。

事実、例えば引っ越し費用というだけでも、20~30万円程度往復でかかることも多く
家賃などの負担と合わせて考えると、後に残らないものに対しての支出が大きくなることが分かります。

では、デメリットはないのでしょうか?
実は、「住みながら工事をする=引っ越しをしなくてよい」という解釈には一部誤りがあります。
というのも、大規模リフォームともなれば、家の下地から工事をすることも多く、
例えば床がなくなってしまったり、壁や窓を撤去して
ほぼ外と同じ条件になったりすることがあります。
そうすると、当然その部分には何も物が置けない状態になりますし、
それが部分リフォームではありませんから、1部屋で終わる訳ではないということになるのです。
つまり、住みながら工事をするということは、工事期間中、自分の家の中で頻繁に引っ越しを繰り返す
ということになる訳です。

実はこの労力は馬鹿にできません。
さらに、工事範囲と生活スペースをシートで仕切ったりしながらになるのですが、
埃は容赦なく居住スペースに侵入して来ます。
床や階段がなくなったりもしますので、危険個所が随所に出てきたリします。

また、今までに住んでいた荷物を置いたままできないことが大半ですから、
一部荷物を預かってもらったりすることも、必要になります。
結局荷造りをして、引っ越しと同じようなことをしなければならなかったりするのです。

これらのメリット・デメリットをよく考えた上で、
住みながらの工事を選択することが大切です。
また、業者によって施工方法が異なったり、住みながらの工事のノウハウも異なったりしますので、
慎重に相談しながら進めていく必要があります。
正解はありませんので、自分たちの生活や荷物の量なども含めて検討していきましょう。

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