工事以外にかかる費用
工事以外にかかる費用
全面リフォームの計画をするときに、どうしても気になるのは費用です。
工事の金額は、見積書という形で業者から提示されますので、
どの会社に頼めばどれぐらいになるのかが分かります。
しかし規模の大きな工事になってくると、工事費以外にもかかってくる費用が存在します。
全体の資金計画を立てる上でも重要なので、ぜひ知っておきたいところです。
まず、その工事が住みながらできるのかどうか、で変わってくる部分があります。
住みながら工事することができない場合は、どこか他の家を借りて住まなければなりません。
その間の家賃や保証金についても計算しておく必要があるのです。
また、住みながら工事をする場合でも、
荷物を一時的に預けておく必要があることがあります。
それも検討しておかなければなりませんし、
特殊なもの、例えばピアノなどがあった場合は、
さらに専門の移動費用などが必要になります。
次に工事の内容として、
通常工事費に計算されていないものに「照明」や「カーテン」があります。
既存のものをそのまま使う場合は問題ありませんが、
部屋の配置や窓の位置・形状が変化することで新しく必要になることがあります。
あらかじめ自分の中で予算を組んでおく必要がありますし、
資金上制限がある場合は特に、
最初からそれも含めて提案してもらうこともひとつの手です。
あと、似たような区分になりますが、
「家具」や「家電」なども部屋が新しくなると必要になることがあります。
全面リフォームの場合には、
部屋のイメージが変わったり大きさが変わったりすることがありますので、
これもプランがある程度見えてきたら、あらかじめ検討しておく必要があるでしょう。
また事前の調査や工事内容の検討が不十分な場合に、
外部の給排水工事が発生したり、
電気容量の不足から電気の引き込み工事が発生したりすることがあります。
見積書にも別途として記載されていることも多く、
意外に大きな費用がかかる場合がありますので、
可能性がある場合は、あらかじめきちんと調査してもらっておきましょう。
それ以外にも契約時の印紙代や工事中の電気・水道料金、
ローンを組む場合の諸経費や登記費用など、
細かいところまで考えると、建築費以外にもお金が発生する項目が数多くあります。
これらはリフォーム会社に依頼することで、
「概算の資金計画書」として作ってもらえる場合もあります。
自分自身で検討できない場合は最初から依頼しておくのも手です。
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