住宅の全面リフォームのトラブルの理由
住宅の全面リフォームのトラブルの理由
住宅の全面リフォームで、トラブルに関しての問い合わせが増え続けているようです。
というのも、国民生活センターへの問合せ件数が伸び続けている訳なのですが、
その中には、当然「悪徳業者」と呼ばれる会社も含まれています。
が、一方で、そうではない普通の業者でのトラブルの件数も
かなり含まれているのではないかと思います。
住宅リフォームの相談に関する件数のうち、
大規模リフォームに関するものに限っては、件数的に約２０パーセント弱あるようです。
大規模なリフォームの場合は、通常金額も大きくなりますので
トラブルは絶対に避けたいものです。
やはりそのためには、自分の計画にとって適切な業者を探す必要があるのです。
近頃は、インターネット上でリフォーム業者を紹介するサービスも増えてきました。
ところが、その仕組みについては、一般の方からはよく分からないところもあるでしょう。
一般的に多い紹介サイトの形態は、基本的には業者が登録制で登録されており、
その中から自分で探すという仕組みになっていることが多いようです。
あるいは、自動的に何社かに情報が振り分けられ、
早いもの順で情報を獲得する競争入札のようなケースもあります。
ところが、大規模なリフォームの場合は、
会社としての実績そのものが非常に大事な要素になるかと思いますので、
お客様の立場で、ご自身で最適な業者を探すことができるのかどうか、
という点では疑問に思う事があります。
また業者には、内容によって得意不得意が必ずといっていいほどありますので
そのあたりも注意が必要です。
不得意分野の情報というのは、まず公表されていませんから、
見きわめることは非常に困難なのです。
私たちもその仕事上、大規模リフォームが出来る業者をかなり調べているのですが、
そういった本質的なことを調べるためには、大変な作業が必要です。
私たちが経験上感じるのは、
見積りを取られてから、業者をしっかり査定される方は多い一方で、
見積りを取る業者を選ぶ、まず最初の段階のときには、
安易に業者をピックアップされていらっしゃることが非常に多いことです。
そこには、
まだ決める訳ではないから大丈夫、というお考えがあるのかもしれません。
ところが、リフォームの場合には、度重なる打合せの中からでしか
自分に合った会社を見きわめ、選ぶことはできません。
見積りを依頼する会社を安易に選択してしまったその結果、
その中から一番ましな業者を、一番良かったと思い込んで決めているという訳です。
そのような現象が、やはりトラブルが増えている原因になっているのではないか、
私たちはそう思います。
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