リフォームのプランニングの前に考えておくべきこと
リフォームのプランニングの前に考えておくべきこと
全面リフォームのプランを考えるときによく言われているのは、
「要望をまとめる」ということなのですが、
実は、本当に考えなければならないのは、
「いま何に困っているのか?」ということです。
ついつい、キッチンの向きをこちらに変えたい、とか
ここに収納を造って欲しい、といったような具体的な要望をまとめてしまいがちですが、
実はそうした「要望」が、リフォームする根本的な理由についての解決策にならない場合があるのです。
そこで必要になるのが、「何に困っているか」あるいは
「どういったところにストレスを感じるか」といった部分になります。
不便だったり、使いにくかったりする家の問題こそが、
特に家で過ごす時間の長い奥様にとっては苦痛になったりするのです。
そして更に踏み込んで、これから先の自分たちの生活がどの様に変化するか、を
今のうちから考えておくことも重要となります。
先に起こる問題を、今のうちからあぶり出すということはとても大変ではありますが、
何度もリフォームをする訳にもいきませんから、
長く満足した状態で住んでいくためには、必要な作業とも言えます。
全面リフォームを考えられるご家族で、
10年後にまた大規模リフォームをされるケースは非常に稀です。
大抵の方は「これだけ家を触ったら、もう大規模なリフォームをすることはないな」
とおっしゃられます。
そういう意味で、今困っていることが10年後にも困っているのか?という視点も大切なのです。
イメージしやすく、最も顕著に現れるのが家族の問題です。
子供はやがて大きくなると、独立していくことも多くなります。
部屋数が少ない…と悩んでいても、
例えば、10年後にはみんな巣立ってしまって、2階は物置状態…という話も珍しくありません。
その都度、家族の変化に合わせてリフォームができれば理想なのでしょうが、
普通はそうはいきません。
今の問題、そして10年後の問題、といった風に家族の変化などを予測しながら、
現時点で最適なリフォームがどういった姿になるのか、
例えばリフォーム会社の担当者の人とそんな打合せができると、
きっと良いプランが出てくる様に思います。
単純にプランを担当者任せにせずに、特に暮らし方については自分たちでも考えてみる、
そういったことも、満足度の高いリフォームには必要なことかもしれません。
Kousuke Kitamura
≪大規模リフォームその他の虎の巻はこちら≫
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