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全面リフォーム 間取り変更

全面リフォーム 間取り変更

住宅の全面リフォームは、間取り変更を検討する絶好のチャンスです。

建物をリフォームする一番多いきっかけは、住まいの老朽化が挙げられますが、
老朽化するという点で考えますと、建物自体は築後20ないしは30年以上経っていることが多いと思われます。

従いまして、中に住まわれる世帯も20~30年年齢を重ねるわけですから、
当時5歳だった子供も、成人して独立されておられるやもしれませんし、
お孫さんもおられるやもしれません。

そうなりますと、生活のスタイルも変わってまいります。
部屋が不足したり、逆に余っていたりもするでしょうし、
和室が中心で部屋が細かく分かれているのも、現代風に広々としたLDKが欲しくなったりもするわけです。

間取り変更するようなリフォームが成功すれば
採光・採風も良くなったり、家事動線がスムーズとなり快適になったりもします。
生活習慣も変わり、まるで新しい暮らしになったようなワクワクするリフォームとなり得るわけです。

但し、リフォームと言えども、間取り変更を伴うものは、それなりに注意が必要です。
家によっては、間取り変更が困難な場合があります。
それは建物の構造が原因であったり、法律上の問題が原因となったりします。

先ず、構造についてですが、
木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート(RC)造、プレハブ造、組積造など
そして、木造と一口に言っても、在来軸組工法やツーバイフォー、伝統的工法、プレハブ工法など様々ですし、
鉄骨造にも、重量鉄骨造と軽量鉄骨造、プレハブとでは大きく異なります。

次に法律上のことについてですが、
リフォームであっても、既存の建物の構造や規模によっては、確認申請が要るケースがあります。
確認申請が必要な内容を知らずに工事に着手すると、所謂 違反建築 となってしまいます。

大事なことは、
間取り変更を伴うリフォームを考えるとき、
既存の構造や、法規上の問題により、出来ることと出来ない事がある、という事です。
そして、それらは通常 施主側には解らない事が多い為、間取り変更などの全面的なリフォームの
実績が豊富な会社。
建築基準で定められているような、住宅に関する最低限の基準を無視して、中長期的にみると、
すごく不利益となり得る提案をしない会社。

間取り変更リフォームの打合せの際に、
くれぐれも上記は確認するべきだと思います。

続いて、間取り変更を伴うリフォームの打合せを業者とする際に、
必ず、以下の事も確認するようお勧めいたします。

お持ちの家具のレイアウトも考える。
例えば、家具を置く位置の裏にコンセントが付いたり、
工事完了後、家具が搬入出来なかったり、、、。

冷暖房効果を考慮する。
今お使いのエアコンも、元々2部屋でそれぞれ解れていたものを
間取り変更により、繋げてしまう、という事であれば、
帖数によって効果が薄らいでしまうケースがあります。

耐震性を考える
間取り変更の際、今ある壁を外したりすることもあります。
外す予定の壁が構造上重要なものであり、
リフォームする前の方が丈夫だった、なんとことでは大変です。

総合的に考えて、間取り変更を伴う様な全面的なリフォームには、
ちゃんと実績のある業者を選ぶことが一番大事となるでしょう。

 

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