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本当にリフォームするのがいいの?

本当にリフォームするのがいいの?

住んでいる家が古くなってきたり、悪いところが出始めると、
多くの人は家について考えるようになります。
そして、そこには思いつく選択肢がいくつかあると思います。

例えば、家を建て替える。家を壊すのにも費用がかかってしまいますが、
思い通りの家が建てられるかもしれません。

次に、引っ越しをするという方法。
既に持ち家に住んでいる場合には、そこを売却して新たに不動産を購入するという形です。
いま住んでいる場所や土地に問題があるような場合や、
通勤・通学の距離や時間の問題なども引っ越しをして買い替えることで解決するかもしれません。

そしてもう一つが、リフォームするという手段です。
何らかの家の問題が起こってきたときに(問題と言うほど大きなものではないかもしれませんが)、
その問題を具体的に直していくという方法です。
そして、そのリフォームはまた、傷んだところを順番に直していく
部分的なリフォームと、間取りを変えたり大幅な改修を伴うような
いわゆる大規模リフォームとに区分されます。

どれが最も良い解決策になるのか、ということは一概に言えません。
先ほども述べましたが、場所や環境に問題があるようなケースでは、
いっそ住み替えをした方が良い結果につながる可能性が高いのです。
また、場所に問題がない場合でも、家の劣化の程度がひどかったり、
どうやっても構造上の問題などで、自分たちの理想の姿が実現できそうにないときなど、
リフォームよりも建て替えの方が優れていることもしばしばあります。

実はこのスタートラインを間違えてしまうと、
家の打合せに多くの時間をかけても、結果的に「何かが違う…」という思いがぬぐえず
時間を浪費することになりかねません。

残念ながら、人は常日頃から思考を整理できている訳ではありませんので
「リフォームしたいな」と思いついたら、ついその方向に進んでしまいがちです。
ところが、一呼吸おいて、「なぜリフォームしたいと思ったのか」というところに視点をやってみると
実は何が問題だったのか、自分たちがどうしたいのか、が見えてくることがあります。
そうして考えを整理することで、どうするのが一番良いのかが次第にはっきりしてくるということなのです。

家をリフォームする、ということの中には
家のハード的な面(構造だったり仕上げ材だったり)だけでなく、
そこで暮らす家族の問題が大きく関わってきます。
「本当にリフォームするのがいいの?」
あえてそんな問いかけを自分たちの中でしてみることも
納得のいく家づくりにとってはとても役立つと思います。

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