二世帯住宅を考えるのに、
既存の親の実家に手を加えて、「二世帯リフォーム」をする、
という選択肢があります。

そもそもは、親が働き盛りの頃に、子供の出産を機に建てた家、
時が流れ、子世帯が独立し、核家族となって数年、
親も定年となり、子世帯に新しく家族が増えて、、、

現代は子世帯の仕事と家庭の両立もなかなか難しい時代、
子世帯にとっては、小さい子供の面倒を見てもらえるのは助かるし、家賃ももったいない、、、。
かたや、親世代にとっては、いずれ老後の面倒も見てもらえれば安心だし、
孫の顔も近くで見られる。
自分で建てて、子を育ててきた、愛着のある我が家を活かせるとは有り難い、、、。

第二次ベビーブームの子世帯も３０代後半～４０代前半にもなりますから、
近年多いわけです。

二世帯リフォームと言っても、数パターンの考え方があります。
玄関や水廻りを中心とした考えで、
・完全分離タイプ
・部分共有タイプ
・共有タイプ
です

完全分離タイプは、
近くに居ながらも、それぞれのプライバシーや生活習慣を大事にしたい、
お互いに距離を置きたいというケース。
玄関、居室、寝室、水廻り等全て分けます。
特に水廻りは台所、洗面脱衣室、浴室、トイレなど全て分けるわけなので、
必要な面積もコストも高くなります。

玄関や階段の配置が重要で、
親世帯と子世帯のゾーンをどこで区切るかがポイントですが、
必ずどこかで、お互い出入りできる扉を設けることを忘れてはいけません。

部分共有タイプは例として、
寝室や台所は分けるが、風呂やリビングは共用でも良いというケース。

共有タイプは
寝室やトイレ程度のみ分けて、ほぼ３世代が同居しているようなケース。
水廻りも１台ずつで済むため、コストは抑えられます。

親世帯と子世帯、それぞれの生活習慣や、趣味等、
程よい距離感を話し合い、
これからの家族を育む２世帯リフォーム。
ほとんどが間取り変更を伴う事が多く、
場合によっては増築などの必要もある為、
必然的に全面リフォームに長けた業者の選定が必要になります。

また、リフォーム工事のみでなく、
誰が契約者となるべきか？
ローンを組む場合はどうするか？
名義はどうすれば良いか？
補助金や減税など使える制度はないか？
等、幅広い知識・経験も有している業者は頼もしいものです。

二世帯リフォームを考える際は、
全面リフォームを得意とした業者を選びましょう。

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