リフォームコンパス

全面リフォーム 住みながらの工事の注意点

住みながらリフォームが出来れば良いのに、とお考えの方は案外多くおられます。
しかしながら、住みながらのリフォームを経験された方の話を聴く機会は
あまり多くはないでしょう。

特に全面リフォームにおいて、住みながらの工事の場合には注意点があります。

住みながらの工事の場合、特に注意しなければならない事は、大きく以下の3つと思われます。
➀安全が第一である。
②生活に支障があり、普段通りという訳にはいかない。
③仮住まいしてからの工事と比較して、デメリットもある。

全面リフォームには、工期も長く、様々な材料や職人さんの出入りがある為、
予めそれを理解しておいて尚、
心に余裕がなければ、ものすごいストレスになってしまいます。

➀安全については、
住みながらの工事と言っても、やはり生活しているスペースに大工道具や材料を持ち込み、
切ったり張ったりは出来ません。
通常は、生活ゾーンと工事ゾーンを区分けして、
工事ゾーンに施主が立ち入らないようにしながら工事をすすめます。
それだけ危険だからです。
例えば、電動工具や、突起物やコードに引っかかり転倒、釘の踏み抜きや開口部からの転落等々、
工事に慣れている職人ですら、場合によっては重大な労働災害を起こしてしまう。
そんな環境のすぐ近くに生活する以上、安全には気を配らなくてはいけません。
とにかく安全が第一です。

②生活はというと、
工事着手前の普段通りの生活という訳にはいきません。
トイレが使えない期間に、屋外の仮設トイレを使わなくてはならなかったり、
お風呂に入れなかったり、台所が使えなかったり、
工事中電気を止める時間が必要であるため、大好きなドラマの録画予約が消えてしまったり、
工事ゾーンの移り変わりで、家の中での引越しをしたり、
しかもそれが土日の2日間しか期限がなかったり…と、
まるでキャンプ生活を余儀なくされているような感覚です。
1週間ならまだしも、2ヶ月から3ヶ月間続くとなると、疲労が溜まってしまいます。

③デメリットとして、
やはり仮住まいして空家の状態になってから工事するのに比べると、
工期もコストも多くかかってしまうと思っておいたほうが良いでしょう。

上記、住みながらの工事をする上での問題点を挙げましたが、
住みながら工事のメリットもあります。
例えば、
・仮住まいや引越しの費用を削減できる
・職人さんと仲良くなれたり、一生懸命に手間暇かけてくれる様子が見られ、
家への愛着がいっそう増したりする
・近隣の住居へ心配や配慮に気を配ることができる
といった感じです。

様々な注意の必要な、住みながらの全面リフォームですが、
住みながらの苦労を軽減する上で
大切なことがあります。
それは業者側がお客様に対する気遣いができるかどうかということです。

例えば住みながら工事をする場合、
通常は工事スペースと生活スペースを間仕切ります。
その間にホコリが飛ばないような工夫がされているかどうか、
それだけで随分違ってきます。
何もなければドアや襖で仕切られただけですから、
当然ホコリが大量に入ってきます。
もはや住みながらというよりはサバイバル生活になってしまいます。
また、仕切りがちゃんとされていたとしても、
頻繁に職人さんから質問をされたらどうでしょう?
ゆっくりテレビを見ることもできませんし、
お昼寝なんていつ見られるかと思ったらできません。
それがさらにノックや声かけもなかったらどうでしょうか?

住みながらの全面リフォームをたくさん経験している人は稀です。

ほとんどが初めてといっていいぐらいの状態ですから、
そんなイメージなどなかなか持つことは難しいのです。
ですから、そういった工事中の状況をできるだけ
前もって教えてくれる業者を選んでおくのがよいでしょうね。
そして自分自身もできるだけ具体的に工事中のことをイメージして聞いておきます。

工事中のトイレはどうなるのか?
職人さんも家のトイレを使ったりするのか?
水廻りが使えないのはいつで、どれぐらいの期間になるのか?
生活空間をどのように確保してくれるのか?
荷物の移動は自分達でしなければならないのか?
職人さんたちは住みながらの工事に慣れた人たちなのか?(どれぐらいの実績があるのか?)
工事が終わった後はどのような状態になるのか?(清掃について)
危険なところには立ち入り禁止の表示をしてくれるのか?(リフォームの場合、施主の怪我っていうのもあるんです!)
触らない部分には保護をしっかりしてくれるのか?
不適切な対応があった場合は誰に言ったらいいのか?
など、確認しておいた方がいいでしょう。

住みながらの工事には大きなストレスがついてきます。
けれど、一生懸命仕事をしてくれる職人さんたちに感動したり、
想像以上の気遣いに心打たれたり、

自分達の家がよみがえっていく姿に満足度が深くなったり、
引っ越してしまっては見られない部分も多く体験できることがあるのもまた事実です。

事前にしっかりとイメージし、確認しておくこと。
そしてそれを営業担当者に確認しておくこと。
出来れば、住みながらで工事をしている他の現場を見させてもらってでも。
それが満足できるリフォームの秘訣と言えるでしょう。

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