リフォームコンパス

リフォーム会社ごとに勧める設備や材料は異なるということ

リフォーム会社ごとに勧める設備や材料は異なるということ

住宅の大規模リフォームにおいては、使用する設備機器や材料によって価格は大きく変わります
これは、部分リフォームなどの場合には「当り前じゃないか」と思われるかもしれませんが、
水まわり設備の単純な取り替えにとどまらない大規模リフォームや全面的なリフォームの場合には、例えば家の間取りを変える方に意識がいったり、家全体のリフォームの総額が気になったりしますので、個々の部材は意外と意識されないことがあります。

大規模リフォームの実績がしっかりとある会社の場合は特に、会社の標準仕様というかたちで、あらかじめ商品のグレードが設定されていることが多い様に思います。
それは、単に決められた商品しか使えないということではなく、あらかじめお客様にお勧めする商品を決めておくことで、年間を通して数多く仕入れることができるため、仕入れ価格を下げる交渉がメーカーに対してできる様になるからです。

リフォーム会社側からすると、やはりお客様に自社を選んでもらう為にはできるだけ安く価格提示をしたいものですので、最初はその標準品をお勧めすることが多くなります。
注意しておきたいのは、会社によってその標準品の設定そのものに違いがあることなのですが、自分が必要とする、または納得できる商品かどうかを確認しておくことも大切です。
例えば、床のフローリングの場合は、ペットがいる、掃除が苦手、キャスター付の椅子がある、または、来客が多いのでデザインに拘りたいなど、特別な用途や要望があるときには、標準品ではなくオプションでそれに応じた商品を元に見積りをしてもらう必要があります

ところが、リフォーム会社・お客様側双方共に大規模リフォームの計画では、最初は部屋のレイアウトや使い勝手といったプランの方に注目しがちですので、設備機器や使用材料についての説明や資料は、見積りの段階になって初めて出てくることが多くなります。
見積りの際に、しっかりと内容を確認してその修正や再提案をしてもらえれば良いということなのですが、あらためて時間が必要になることもありますし、場合によっては「どこも同じようなものだろう…」と安易に見積りの総額だけで判断をしてしまうと、会社を決定した後から費用が大きく変更になってしまうという可能性も出てきます。

後からの追加変更を防ぎ、且つリフォーム会社をしっかりと比較検討するためには、
あらかじめプランの打合せをしている段階から、それぞれの部屋の用途や希望する設備機器のグレード感(希望メーカーや商品が決まっていれば、早い段階で伝えておきます)をリフォーム会社と共有しておき、見積りをしてもらう段階では、それらを含めた形で出してもらう方が良いでしょう。
例えば優れたリフォーム会社とその担当者の場合、部屋の使い方まできちんと想定した上で細やかな提案と見積りをしてくれたりしますので、期待感やその後の満足感は大きく違ってくる可能性があるのです。
実はこういった違いは、打合せを進めてみないと分からない部分なのですが、リフォーム会社決定の決め手になることがよくあります

単純に安く綺麗にさえなればよい、ということであれば、すべてお勧めの標準商品でも問題ないかとは思いますが、暮らし方や住み心地が大いに変わる可能性のある大規模なリフォームですので、ある程度のこだわりをもって提案をしてもらい、コストが合わない場合には、その中で優先順位を共有しながら、自身の家の計画に合わせていっていただくのが良いのではないでしょうか。

Kousuke Kitamura

≪大規模リフォームその他の虎の巻はこちら≫
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