鉄骨造・RC造住宅のサッシの取り換え
鉄骨造・RC造住宅のサッシの取り換え
鉄骨造の住宅やRC造の住宅の全面リフォームをする場合、
サッシの交換には注意が必要です。
これは例えばサッシがない箇所に新たに取り付けるとか、
既存の開口部分をふさいでしまうといった場合も同様です。
というのも、工事としては別に問題なくできると業者に判断される可能性がある一方で、
実は施工後、何年か経ってから問題になる可能性が考えられるからです。
その問題とは雨漏りのことです。
例えば鉄骨造の住宅では、外壁にALCと呼ばれる軽量コンクリートがよく使われています。
サッシの取り換えを考えると、木造用のサッシを使って周辺をモルタルで塞げば、
一見したところ窓の取り換えができたように思われます。
ところが、よほどしっかりとした対策を施していない限り、
その後に雨漏りを起こしてしまう可能性が高くなります。
実は建物というのは体感するかどうかは別として、
常に細かな振動があったり小さな地震によって揺れていたりします。
ところが建物本体と新しく設置した窓周辺とで揺れ方が異なるため、
少しずつ少しずつ隙間ができてきたりするのです。
そしてそこから漏水が発生します。
そのため、本来であれば木造用のサッシで応急的な交換をするのではなく、
ALCの壁ごと一部を撤去し、新たなサッシもALC専用のものを取り付けるべきところです。
ただしALC用のサッシを交換するのは簡単なことではありません。
木造用と異なり溶接によって取り付ける必要があるため、
火花に備えた養生や場合によってはクレーンなども必要となります。
本来の施工方法で取り換えを計画すると、実はかなりの大工事になってしまうのです。
もちろん施主の意向などもあるとは思いますが、
少なくとも適切に判断を下せるようにするためには、
きちんとした施工方法やリスクについての説明が欠かせません。
中にはリスクの面を重視し、そもそも対応されない会社もありますし、
代替案の提案をされるケースも考えられるかと思います。
簡単な工事ではありませんので、鉄骨やRC住宅の全面リフォームを行うときは
サッシについても聞いてみていただけたらと思います。
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