リフォームコンパス

見積もり金額が大幅に違う

住宅の全面リフォームの計画の際、
会社によって見積もり金額が大幅に違って出てくるということは
思いの外珍しいことではありません。
「同じように要望を伝えたはずなのに、何が違うんだろう?」と悩むことになりますが、
では、その金額の差というのはどういったところから出てくるものなのでしょうか?

DSC09339

全面リフォームの大前提として、複数の業者から相見積もりを取り、
比較をする必要があります。
というのも、1社だけではその工事内容が適切なのか、価格は妥当なものなのか、
などを判断するのが非常に難しく、
建築知識のない一般のお客様にとって唯一そこに手立てとして考えられるのが、
他社からの提案や見積もりになってくるためです。
ただしそこで予想以上に大きな価格差が出てくると、
おそらくそこでもお客様は戸惑われることになるのかもしれません。

見積書はどのような構成なのか

まず価格差を知るためには、
リフォームを含めた建築の見積もりがどのようになっているのかを知る必要があります。

建築工事の見積もりというのは、
主に 材料費 施工費 経費 で構成されています。
そしてもちろん、この中に業者さんの利益となる部分が含まれています。

材料費とは文字通り家の工事に使用する実際の材料の費用のことで、
会社ごとに差が生じる理由としては、
使用材料の種類や量がそもそも違っていること(商品グレードなど)
業者がその材料を仕入れるルートの違い(大量購入をメーカーと交渉して価格を抑える等)
などが挙げられます。
直接資材メーカーと交渉のできる全国的な発注ボリュームをもつ大手の会社などは、
有利になる可能性がありますが、会社に必要となる利益率も異なるため一概には言えません。

次に施工費とは職人さんの手間代のことを指します。
工場生産ではなく現場で工事を行う建築においては、
材料と工事費が明確に区分されていることが多くなります。
ここで価格差が生じる内容としては、
職人さんの1日あたりの単価の違いや、
その工事を施工するために見積もる人数や日数の想定の違い、
また工事種別ごとの数量の拾い出し(クロス張り手間 ◯㎡など)の違いなどが考えられます。

経費というのは、諸経費と書かれることが多いのですが、
実際に工事そのものに直結しないものの、
裏方としてその工事に関わる人たちや事務経費、工事保険や交通費などに充てられ、
通常は工事金額に対して何%と比率を決めて計上することが多くなっています。

例えばリビングを広くしたい、と間取り変更の工事を計画する場合、
1社は床の下地の床組からやり直しをし、断熱材を敷き込み、
これも下地となる構造用合板を敷いてからフローリングの仕上げを施工します。
そしてもう1社は既存の床をそのままにし、
上から新しいフローリングを重ね貼りする計画を提案していたとします。
そうすると、おそらくリビングの床1つを取っただけでかなりの価格差になるでしょう。
そしてそれらの施工方法の違いが家全体に及んだ場合、
おそらく数百万円の単位で価格差が出てくることになります。

もちろんこれはどちらの計画が正しいかという話ではありません。
上貼りの施工で十分と考えるお客様には、
例えば「会社の規定だから」と下地からやり変える提案がしっくりくるとは限りません。
逆に既存の床の状態があまり良くないのに、そこに重ね貼りをすると、
施工後に直しても直しても床鳴りが止まらない…といったことも考えられます。
限られた予算の中で、何を優先させるかによってもおそらく変わってきますので、
むしろどこまでやるのかという部分まで、
本来は十分に業者と相談しながら決めていくべきところなのです。

全面リフォームのように規模が大きなリフォームになってくると、
顧客側からこと細かな指示をすることが難しくなります。
そのため、業者側がなぜそういった施工方法を提案するのか、
をよく確認する必要があります。
そしてもちろん考え方や方針、会社の規定などがそれぞれの会社で異なるため、
その違いを詳しく説明を聞きながら、判断していくことが必要になってくるのです。

さらにもう1点、気をつけておきたいこととしては、
工事中の追加費用の発生が考えられます。
元々全面リフォームは工事規模や範囲が大きなものではありますが、
余計に予期せぬ追加工事が発生した場合の金額も大きくなることもあり得ます。
見積書には全ての工事費用が計上されているとは限りませんから、
まずは別途工事にどのようなものがあるのか、
そして業者側からも予期できなかった追加工事の必要性が生じた際には、
どういった対応をしてくれるのか、という点は事前によく確認しておきたいところです。

建築工事の見積もりというのは、出来上がった商品の見積書とは全く異なり、
その前提条件や施工に関する考え方、部材の選択、工期・工数などの想定、など
あくまでもリフォーム工事の「計画書」の一部に過ぎません。
会社ごとの違いにはどういった要素があるのか、
何が違っているのか、を質問したり詳しく説明を受けたりしながら、
見きわめていく必要があります。

そのためには窓口となる担当者とのしっかりとしたコミュニケーションが必要となります。
ぜひわからないことはどんどん質問をして、
納得のいく形で判断していただくのが良いかと思います。

≪全面リフォーム実績が多い業者探しはこちら≫

a0002_011007

Copyright © Reform Compass All rights reserved.