思い出のものが無くなってしまった
思い出のものが無くなってしまった
全面リフォームのトラブル事例として、
大切な思い出のものが無くなってしまった、というものがあります。
家を建て替えて新築にするような場合には、
間違いなく家の中は空っぽにした状態かと思いますが、
リフォーム特有の事情として、例えば触らない1室があったりすると、
荷物を現場に保存したまま工事をするようなケースが見られます。
また住みながら工事をするようなケース、
例えば大幅な間取り変更はしないような場合には、
順番に工事を進めていくことも考えられますので、
家の中にはものがある状態というのも中にはある訳です。
思い出のものというのは、それこそ思い出いっぱいのアルバムや手紙などはもちろんですが、
小さい時の記憶に残った飾り物などかもしれませんし、
「もの」だけでなく柱や欄間といった家の一部を保存したり、
再利用したりということも考えられます。
そこに長く住んできた人にとっては、それもきっと大切な「思い出のもの」になるのです。
そしてそれらが無くなってしまうトラブルとしては、
業者さんには伝えていたものの、実際に作業にあたる職人さんには伝わっておらず、
知らずに捨ててしまった、というケースが多いかと思います。
例えば荷物がきちんと箱に収納されていたとしても、
処分してはいけないもの、と明示されていなければ職人さんにはわかりません。
うっかり家具の中に入っていたものや保管し忘れたものなどは尚のことです。
解体工事は特に一気に進められることも多く、
そういったドタバタの最中に一緒に処分されてしまうことがあるのです。
そして問題は、それらの大切なものの価値について、
一般的に評価される価値との間に大きなギャップがあるということです。
残念ながら思い出に対しては一般的には価値がつかず、
古く汚れた部材にはいくら思い出があっても価値がありません。
そのため、仮に補償の話になったとしても非常に落とし所が難しくなる訳です。
つまりこういったトラブルを避けるためには、
「一度担当者の方に言っておいたから大丈夫」というのではいけません。
何度も繰り返し確認しておくこと、
また業者さんの側にも大切に思う気持ちを共感しておいてもらうことが重要です。
本当であれば業者さんの窓口になってくれている担当者が、
「これは無くしたら大変だぞ」と認識して、
職人さんに重々伝達してくれるというのが望ましいのですが、
その辺りの感覚は人によっても変わってくるため、期待通りとは限りません。
思い出のものというのはなかなか戻ってくるものではないので、
しっかりと確かめながら計画を進めていきたいところです。
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