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施工事例を過信してはいけない

施工事例を過信してはいけない

大掛かりなものや全面リフォームの場合は特に、各会社の施工事例が気になります。

その会社はいったいどのような工事をしているのか?
どんな雰囲気の仕上げを得意としているのか?
そういった感覚をつかむためにも、
カタログや雑誌に載せられた施工事例を見るということはとても役立ちます。

しかし一方で、
カタログや雑誌に載っている施工事例というものは「よくできた物件のみ」です。
会社としては、当然仕上りが悪い物件や、
お客さまとトラブルになったような物件を紹介することはまずありませんから、
見栄えがよく、お客さんが喜んでくれているお家しか、施工事例としては取り上げられません。

例えば掲載されている物件が、
そのお客様本人のこだわりと熱意によってデザインされたもので、
リフォーム会社は単にその指示にしたがっていただけだったとしても、
「こんなに素敵な物件を手がけました」という形で得意気に取り上げることでしょう。
本当にその会社独自の提案がなされたかどうか、
という点では当事者のお客様に確認する以外、
残念ながら確かめるすべがありません。

ですから、カタログや雑誌、ホームページなどの事例は「参考」としては有意義ですが、
あまり過信してもいけません。
その会社の通常の工事に対する姿勢を知るためには、現場を見せてもらうことなどが良いでしょう。
施工中の見学会を開催されている会社もありますし、
工事中というのは、比較的ありのままの状態に近い姿が確認できるのです。

また、工事中の見学が難しい場合には、
やはり提案のひとつひとつを聞きながら、
過去の実績などを、そのお客様のエピソードも含めて話してもらい、
そこから判断していくことが重要になるかと思います。

良いお家づくりのためには、担当者とのコミュニケーションが欠かせません。
自分たちのことをより理解してくれる担当者と出会い、
相談しながら理想のお家に近づけていただけたらと思います。

Kousuke Kitamura

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