マンションの間取り変更リフォーム
マンションの間取り変更リフォーム
マンションの間取り変更を伴うリフォームについては、
業者さんの提案力が特に重要な要素となります。
というのも、マンションの場合に自宅のリフォームとして工事できるのは、
あくまでも専有部分に限定されます。
そのため構造に関するところ、躯体と呼ばれる構造に関わる部分は全て共有部分とされており、
そもそも触ることができないという側面があるのです。
戸建て住宅では構造の見解や技術力が会社ごとに大きく違うため、
それらをよく見きわめる必要があるのですが、
構造を基本的に触らないマンションのリフォームの場合には、
それ以外の部分をよく見比べていく必要があります。
そして、そこで特に大切なのが間取りの提案力になってくる、ということなのです。
間取り変更の際には、この提案力の違いは大きく出てきます。
具体的に「ここをこうしたい」と細やかに指示しない限りは、
同じことを複数の会社に伝えた場合にも全く異なるプランが出てくることは珍しくありません。
それほど、受け取り手のリフォーム会社側の考え方や姿勢にも差があるということです。
「では細やかに指示をするべきなのか?」
ということになりますが、決してそれはお勧めできることではありません。
部分リフォームの場合には、当然何をどうしたいのかを正確に伝えていく必要があるのですが、
大掛かりなリフォームになる場合、
むしろどうしたら良いのかをプロの目線で提案してもらった方が
建築知識のない一般の人が間取りを考えるよりもはるかに選択肢が広がる可能性があるからです。
そして専門家の意見を色々と聞いているうちに、
考え方が変わることや希望内容の優先順位が変更されることは珍しいことではないのです。
間取り変更の計画というのは、リフォーム会社の提案力が非常に試されるものとなります。
限られた空間の中でご家族それぞれの居場所、寝るところ、
食事をどのようなスタイルでとるのか、家事の動線をどう考えるか、
お部屋や場所ごとにどのような収納が必要か、など、
現地調査に入った時の観察力やお客様との会話の中から
普段の生活の様子をいかに聞き出せているか、
そして自身の経験や会社の実績などを元に、
どのように個々のお家に当てはめて良い形の提案に仕上げるか、
設計者やプランナーと呼ばれる人たちの腕の見せ所となる訳です。
また最近では単に平面的なプランニングだけでなく、
間仕切り壁をあえて天井まで届かせず、ゆるやかな仕切りにして空間を広く見せたり、
間仕切りではなくゾーンとして空間を設計してみたり、
これまで利用されなかった空間を立体的に収納として活用してみたりと
色々な工夫の幅も広がってきています。
さらに間取りというのは、生活に大いに直結しているものでもありますから、
単にカッコいい、美しいデザインというだけで決めることはできません。
実際に自分たちが使うことを繰り返しイメージしながら、
想像して判断することが必要になります。
そういう意味では、リフォーム会社には自分たちの暮らしや考え方をしっかりと理解してもらい、
使い勝手や生活動線などはもちろんのこと、細かな配慮と提案に期待したいところです。
そしてそれらを判断する大きなポイントになるのが、
会社側の聞き取り姿勢になります。
自分たち家族のことをどこまで聞いてくれたのか、
また家族それぞれの想いにどれだけ共感してくれているのか、
そういった姿勢から、担当者の姿勢や考え方が垣間見えるものです。
業者選びの際には決め手になることもある大事な要素ですので、
ぜひじっくりと打合せを重ねていただけたらと思います。
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