リフォームコンパス

古民家の現地調査

古民家リフォームにおいて、現地調査の仕方を見れば会社の資質がわかります。

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現地調査というのは、現状の建物について調べるということなのですが、
古民家の場合、単純な木造住宅と違って様々な点でより詳しい調査を行う必要があります

測量に関しては、簡単に間取りを描きとるだけではもちろんいけません。
柱や梁の大きさ、各部屋ごとの段差や天井の高さ、窓や開口部のサイズや位置、
そして建物の傾きなど、間取りのスケッチをして実測した記録を取っていくだけでもかなりの時間を要します。
短時間でサッと帰ってしまう業者には注意が必要です

また、電気設備や給排水設備といった家のインフラ部分についても
その容量や経路など、古民家を再生させるためには、きちんと計画するための現状の調査が必要です。
外の排水桝をチェックしたり、メーター類を確認したりしてくれているか、よく見ておきましょう。

さらに、築後年数が経過した家の場合、劣化しているかどうかもきちんと見ておかなければいけません。
屋根に問題が起こっていないか、床下に異常がないか、天井裏や2階の物置に問題がないか、
普段住人があまり目にすることのない部分まで、専門の人間がきちんと見てチェックしておくことが大切になるのです。

なんとなく「大丈夫ですよ」と言われても、その人が保障してくれる訳ではありません。
客観的に診断・報告、できれば写真付きの報告書を出してくれることが望まれます

また、既存の住宅がどの様になっているか、周辺の状況や関係法律、例えばその地域の条例などが
影響しないかどうかも調べておかなければなりません。
古民家は通常、建築基準法ができるよりもずっと前から建っていることが多いのですが、
過去の増築などで現状、法的に問題が生じているケースもあるからです。

いざ工事が始まってから、近隣住民からの通報で行政から是正勧告を受けるなど、
法的に厳しくなっている昨今の事情としては珍しいことではなくなってきています。

事前に本来どうしなければいけないのか、法的に問題にならない範囲で対策は施せるのか、
根本的な部分を知らなければ後で被害を受けるのは施主側なのです。

ですから、こういったところもきちんと対応してくれる業者である必要があります。
これだけ書くと調査が非常に大変な作業で大掛かりになるように思えますが、
大規模リフォームを中心におこなっている会社は、無料で行っているところが多いようです。

確かに一軒あたりの手間暇はかかってしまいますが、
業者側からしてもお客様の家を大々的に触ることになりますから、
その責任においても、当然しておくべきことであると言えます。

逆に、そのように調査を行ってくれない会社は要注意といえます。
大事な家を全面的に任せることになるわけですから、歴史ある今の住宅をしっかり把握したうえで、
お客様の要望をしっかりとじっくりと聞いてくれる会社を選びたいものです。

 

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