リフォームコンパス

全面リフォーム 耐震補強の注意点

木造住宅の全面リフォームにおいて
耐震補強を同時に考える方が多いのですが、
確認するべき注意点があります。

耐震補強というのは、
まず、現地調査をして、
耐震診断して、
耐震設計して、
耐震補強工事を行います。

そのカテゴリーにおいて、
現地調査と耐震補強工事は非常に重要です。
そもそも、正確に耐震診断するためには、
正確に既存の状態を把握する必要があります。
それが実は、結構大変な事で、しっかりとしたノウハウが必要になります。

床下はもちろん、屋根や天井裏の状態、家の傾き、劣化度合い、壁の種類など
さまざまなことを正確に把握しなければなりません。
それが出来ないと正確な診断が出来ない事になるのです。
また、最後の耐震補強工事ですが、
耐震設計された、補強計画をその通り施工できないと
計画どおりの強度が期待できなくなります。

もちろん、耐震補強壁を作る為の、仕様などは知っていて、
細かい決まり通りに施工しないといけないのですが、
そもそも耐震補強をしなければならない住宅は、
築年数が相当年経過していることが多いので、
教科書どおり出来ていない可能性があるのです。
例えば、耐震壁にする予定の箇所が、
解体すると、土台が小さかったり、納まりが想定していた状態でなかったり
いろんな状態が出てきます。
その時に、その状態が予定通りでなければ、
その為の対策が必要になります。
大工さんが、図面に載っていることだけを施工してしまうと
予定どおりの強度が出ない事もあり得ます。
つまり、耐震補強工事を行う為には、
全面リフォームの経験が豊富で、
いろんな状況に対応できるノウハウが必要になってくるという事です。

これから、全面リフォームを考えている方は、
耐震補強工事が本当にしっかりと出来るかどうかを確かめる必要がります。
事前に、耐震補強工事の施工要領書などを見せて、
想定外の状態の時はどうしてくれるなどを、
その内容すべてを理解できなくても、
一生懸命に説明してくれるかどうかが重要です。
やはり、大切な家の事ですので、
しっかりと確認したいところです。

≪全面リフォーム失敗しない為の会社選びはこちら≫

Copyright © Reform Compass All rights reserved.