中古住宅 リノベーション とは
新築の販売価格が高止まりする中、
特に都心部などでは中古物件を買って、リノベーションをするという方が増えています。
一方で自宅をリノベーションするのとは違って、
その進め方が難しいと考える方も多いかもしれません。
ローンとの兼ね合い
住宅の購入については、ローンを組まれる方が少なくありません。
そしてそれは中古物件でも同じ。
そのためリノベーションについても購入費用とあわせて借り入れをしたい、と考える人も多くなるかと思います。
しかしローンはあくまでも金融機関が審査し内容を精査するため、
特に中古物件については何でもかんでも審査が通るという訳ではありません。
マンションの場合には法的な制限は守られているものの、
戸建て住宅では特に古い物件では法的な問題が見られるケースがあり、
融資そのものが難しいケースやリノベーション費用まで含めての融資が受けられない、
といったことも考えられる訳です。
ワンストップリノベーションは本当に良いのか?
そういった中、急速に広がっているのが「ワンストップ」を売りにした
中古物件購入×リノベーションをセットにした会社です。
融資の話がよりスムーズに進むことが期待され、
顧客側から見た時の利便性は非常に高いと言えるでしょう。
では、中古物件を買ってリノベーションをしようとする場合には、
ワンストップを謳った会社に依頼するのが良いのでしょうか?
実際のトラブル例
以前にご相談いただいたお客様の中に、こういった事例がありました。
内覧して、1週間で購入したのでリノベ自体の知識もないまま、
物件の契約時に、リノベーションのプランも見積もりもないまま、
◯◯◯◯不動産から手付金10万請求と契約書にサインさせられました。
その後、Web会議でのスケジュールを見せられ(紙としていただいていません)見積もりの合意もないのに800万の請求があったので、これは主人が断りました。
初回打ち合わせで、業務委託のデザイナーさんはこちらに希望に寄り添ったプランを考えてくださったのですが、
施工管理している担当者の方が我が家の暮らしに寄り添った考えをしていただけません。
要望に対して、予算との兼ね合いによるFit&Gapや、対応可否、代替案など何もありません。
(以下略)
ここでやはり気になるのは、
「プランも見積りもないままに契約をさせられた」、という点です。
不動産市場は流動的で、いつ買い手がつくかも分からないため、
仲介で購入申込や手付金の支払いなどはよく行われていることですが、
問題はその物件購入とリノベーションの工事が本来別々のものであるはずのところ、
曖昧に抱き合わせにされてしまっているところでしょう。
また「業務委託」でデザイナーと施工業者が全く別の動きをしている様子が垣間見える点も
大変気になる要素となっています。
後に工事の際にトラブルになる可能性が十分に考えられます。
入り口の利便性と引き換えに、
もしリノベーションに必要なしっかりとした打合せや、
顧客の意図を汲み取った丁寧な施工が犠牲になるとしたら、それは歓迎すべきものではないかもしれません。購入前からリフォーム会社に相談する
中古物件を買ってリノベーションをする場合に、
必ずしも不動産仲介とセットである必要はありません。
もちろん先ほどの融資の件など、いくつか課題は出てくるのですが、
購入候補となる気に入った物件が出てきた時には、
リフォーム会社に相談をすることもできます。
注意点とメリット
・全てのリフォーム会社が物件購入前に動いてくれる訳ではありません。
・またいくつもの物件で見積りを依頼するというのも、
作業量がかなり多くなってしまうため、断られる可能性があります。
・リフォーム会社が提案・見積りをするためには現地調査以外にも時間がかかるため、
その間に物件が別の人に買われてしまうリスクがあります。
・当該不動産に対して中立な立場にあるため、
建物調査後などに客観的建物評価を聞かせてくれる場合があります。
融資について
リフォーム会社の多くは、リフォームするお客様用のいわゆる「提携ローン」を用意しています。
これは融資を受ける顧客だけでなく、リフォーム会社もその審査に考慮される点が特徴で、
同じローン会社であってもリフォーム会社によって条件・金利が異なる場合があります。
一方で原則無担保のローンとなっているため、
物件購入の際に住宅ローンを利用し、既に物件に抵当権が設定されている状態でも
融資を受けられる可能性があります。
(一般的な住宅ローンと異なり、手数料などが含められた金利設定のため、
リフォームされるお客様の多くが利用されているものになります。)
自分に合ったリフォーム会社を見きわめることが大事
リノベーションという言葉は、近年よく使われていますが、
本来は「機能性・利便性を付け加えた上で再生させる」といった意味になります。
参考: リノベーションとは (リノベーション協議会HPより)
リノベーションとは、中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修を行うこと。例えば、水・電気・ガスなどのライフラインや構造躯体の性能を必要に応じて更新・改修したり、ライフスタイルに合わせて間取りや内外装を刷新することで、快適な暮らしを実現する現代的な住まいに再生していきます。
おそらくそこには、
家族が集まる素敵な居心地の良いリビングにしたい
水まわりをもっと広げて朝の洗面所の渋滞をなんとかしたい
収納が少ないのでこのままでは荷物が収まらないかも…
といった間取り変更の要素が含まれることになるでしょう。
そしてそれらの要望を叶えたり、問題を解決したりする上では、
リフォーム会社の協力が不可欠になってくるのです。
単純に新しくする、綺麗にする、といった工事にはあまり難しさはありません。
一方で本当にやってよかったと思えるリノベーションを実現させるためには、
あらかじめ相談をするリフォーム会社をしっかりと見きわめ、
内容のある充実した打合せをしていくことが大切になります。
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