大きなリフォームをしようと考えたときに、親戚や知人などに相談することがあります。
どうしても工事の規模が大きくなると、金額的にも大きな計画になりがちですから、
色々な人に意見を求めたくなるのは自然なことでしょう。
ところが、その結果良いアドバイスがもらえるかというと、実はそうではないことを
知っておかなければなりません。

家を新築したり、大規模なリフォームをしたりということは、
お金持ちでない限り、人生の中で一度、二度あるかどうかといったところでしょう。
相談しようとする親戚や知人の方が、そういった意味で経験豊富な場合は
十分に参考になる可能性がありますが、
そうでない人の方が多い訳です。
しかもその中で大規模リフォームやリノベーションに限定した範囲で考えると
自分の周りでの経験者というのは、実はかなり少ないということになるのです。

そういった人に相談するとどうなるか、というと
金額だけを聞いて
「それだけ出すんだったら、建て替えできるじゃないか」とか
「古い家にそれだけ出すのはもったいない」という
観念的な話しか出てきません。
当然、家の状態や家族の想いといった要素とは離れたところでの議論になります。

そしてまた、こういった親戚・知人の意見というのは、ネガティブな方向に流れがちです。
例えば、「それはやった方がいい！」と賛成して、業者との間でトラブルになったりすると
アドバイスする側としては責任を感じることになりかねません。
つまり、「やらない方がよい」と意見する方がリスクが少ないのです。
きちんと話をしておかなければいけない立場の人を除いて、
経験がない人への不用意な相談はプラスになることがあまりありません。

一方で当事者間、つまりそこで住む家族間での相談はとても大切です。
これから家族がどう暮らしていきたいと思っているのか、
どういうところを変えていきたいのか、など
しっかり話をしておけばおくほど、良い家になることでしょう。
そして、そんな家族間の相談にも上手に関わってくれるような専門家に話を聞いてもらうと
安心して計画を進めていくことができるでしょう。
大がかりなリフォームに初めて臨む人こそ、リフォームコンパスをご利用いただく価値があると思います。

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